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【アイロン前にヘアオイルはつけて大丈夫?】美容師が基本的におすすめしない理由

朝のお出かけ前に、

ストレートアイロンで髪を整えたり、
コテで巻いたりする方は多いと思います。

そんな中、お客様からよく聞かれる質問があります。

「アイロンをする前にヘアオイルってつけてもいいんですか?」

 

結論から言うと、

僕は基本的には、
「何でもいいからオイルをつけて、そのままアイロン」
はおすすめしていません。

もちろん、

「オイルをつけたら絶対に髪が傷む」

という単純な話ではありません。

今回はなぜKOTKAでは基本的にアイロン前のオイルをおすすめしていないのか、
そして例外的にアイロン前使用を前提として作られている商品についても解説していきます。

■ そもそもヘアオイルは何のためにつける?

ヘアオイルには、

・髪のまとまりを良くする
・ツヤを出す
・指通りを良くする
・摩擦を軽減する
・髪表面をコーティングする

など、さまざまな役割があります。

そのため、

「オイル=髪に悪い」

ということではありません。

大切なのは、

「何を使うか」だけではなく
「いつ使うか」です。

■ なぜアイロン前のオイルをおすすめしないのか?

理由のひとつが「熱」です。

ヘアオイルといっても、

シリコーンを主体としたもの、
植物油を多く含むもの、
エステル油などを組み合わせたものなど、

中身は商品によってかなり違います。

そのため、

「オイルをつければ必ずアイロンの熱から守ってくれる」

とは言い切れません。

オイルが付着した状態では、
髪表面での熱の伝わり方や温度の上がり方が変化する可能性があります。

特に、

アイロン前の使用を想定していないオイルをたっぷりつけて、
その上から毎日高温のアイロンを当てる。

これはKOTKAでは積極的にはおすすめしていません。

■ 「髪を油で揚げている」は本当?

美容師さんから、

「オイルをつけてアイロンすると、髪を揚げているのと同じ」

という説明を聞いたことがある方もいるかもしれません。

イメージとしては非常に分かりやすいのですが、
実際にはフライパンや油で食材を揚げる現象と、
髪にヘアオイルをつけてアイロンすることは同じではありません。

また、

「油だから必ず熱伝導率が上がる」

とも一概には言えません。

オイルの種類や配合成分、塗布量などによっても変わります。

なのでKOTKAでは、

「髪を揚げてしまうから絶対NG」

という説明ではなく、

「アイロン前使用を前提としていないオイルをつけて、高温のアイロンを重ねる必要はない」

と考えています。

 

■ オイルの酸化については?

もうひとつ気になるのが、
オイルと熱による酸化です。

油脂の種類によっては、
熱・光・酸素などによって酸化が進むものがあります。

ただし、

「アイロンを一度通しただけで、ヘアオイルが大量に酸化して髪を傷める」

とまで断定するのは難しいところです。

植物油、シリコーン、エステルなど、
ヘアオイルの中身は製品によって違うからです。

そのため、

オイルの酸化だけを理由に
「アイロン前は絶対NG」とするのではなく、

製品がどのような使い方を想定して設計されているかを見ることが大切だと思います。

■ KOTKAがおすすめする順番

では、普段アイロンを使う方はどうしたらいいのか。

僕がおすすめする基本的な流れは、

お風呂上がり
↓
洗い流さないトリートメント
↓
ドライヤーでしっかり乾かす
↓
乾いた髪にアイロン・コテ
↓
必要であれば最後にオイルやスタイリング剤

です。

ドライヤー前には、
髪質に合わせた洗い流さないトリートメントを全体になじませる。

そしてしっかり乾かしてから、
基本的には余計なものを追加せずアイロンする。

仕上げとしてツヤやまとまりが欲しい場合に、
少量のオイルを使用する。

KOTKAではこの使い方を基本的におすすめしています。

■ ただし「アイロン前専用」の商品は別

ここが今回かなり重要です。

世の中には、

「アイロン前に使用する」

こと自体を前提として作られている商品があります。

代表的なもののひとつが、
ReFaの「ロックオイル」です。

ロックオイルは乾いた髪につけてからアイロンやコテを使用することを想定して設計されており、
メーカーでは独自の熱伝導処方によって、

「熱をすばやく伝え、すばやく下げる」

ことでスタイルをロックするという考え方が採用されています。

髪は熱を加えたあと、
冷えていく過程もスタイル形成に関係します。

その性質を利用して、
カールやストレートの形をキープしやすくするという商品です。

つまり、

「オイルをつけてアイロンする」

という行為だけを見て、
すべて同じと考えてはいけません。

一般的な仕上げ用ヘアオイルと、
アイロン前使用まで考えて処方された商品では、
そもそもの使用目的が違います。

※自分はロックオイル推しなわけではありません

■ 「ヘアオイルなら何でも同じ」ではありません

今はSNSなどで、

「アイロン前にはオイル」
「オイルをつけてから巻くとツヤが出る」
「絶対に何もつけない方がいい」

など、本当にいろいろな情報が出ています。

だからこそ、

○○は絶対ダメ。
○○なら絶対傷まない。

という情報だけで判断しないことが大切です。

見るべきなのは、

「その商品が何のために作られているのか?」

です。

仕上げ用なのか。

ドライヤー前なのか。

アイロン前なのか。

熱を利用する設計なのか。

同じ「ヘアオイル」という名前でも、
目的や処方は違います。

■ アイロンで一番大切なのは「必要以上に熱を入れないこと」

そしてオイル以上に大切なのが、

毎日のアイロンの使い方です。

180℃、200℃と高温にすれば、
必ず綺麗になるわけではありません。

逆に、

低温なら絶対に傷まないわけでもありません。

髪質やダメージ状態、
アイロンを通す回数、
同じ場所に熱を当てる時間などによっても負担は変わります。

重要なのは、

「必要な熱を、必要な分だけ使うこと」。

毎日のスタイリングだからこそ、
1回の差は小さくても、
半年、1年と積み重なると髪の状態に差が出てきます。

■ まとめ

「アイロン前にヘアオイルをつけてもいいですか?」

という質問に対して、
KOTKAの答えは、

「普通のヘアオイルなら、基本的にはアイロン後がおすすめ」

です。

ただし、

アイロン前使用を前提として設計されている商品まで
すべてNGというわけではありません。

大切なのは、

オイルだから良い・悪いではなく、

「その商品が、いつ使うために作られているのか?」

を理解することです。

毎日使うアイロンだからこそ、
小さな使い方の違いが、
これから先の髪の状態につながっていきます。

自分の使っているオイルを
「これ、アイロン前に使って大丈夫なのかな?」

と思った方は、
ぜひ担当の美容師さんに相談してみてください。

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