縮毛矯正をしたらカラーが落ちた?髪色が明るくなる理由と退色を抑える薬剤設計
こんにちは。
千葉駅から徒歩8分、縮毛矯正・髪質改善を得意とする美容室KOTKA(コトカ)の荒谷です。
今回のテーマは、
「縮毛矯正をかけた後、なぜカラーが退色するのか?」
というお話です。
縮毛矯正をした後に、
「髪色が明るくなった気がする」
「せっかく染めたカラーが落ちてしまった」
「縮毛矯正したら毛先だけかなり明るくなった」
という経験がある方もいると思います。
最初にお伝えすると、
縮毛矯正によってカラーが多少退色すること自体は珍しいことではありません。
ただし、その「退色の幅」にはかなり差があります。
ほとんど気にならない程度の方もいれば、
「こんなに明るかったっけ?」
と思うほど退色する方もいます。
では、この違いは何なのでしょうか?
今回はKOTKAで縮毛矯正の薬剤を考えるうえで大切にしている「pH」と「ダメージレベル」の関係から解説していきます。
【縮毛矯正でカラーが退色するのはなぜ?】
縮毛矯正では、髪の内部に薬剤を作用させてクセの形状を変えていきます。
その際に重要になるのが、髪表面のキューティクルと薬剤の作用です。
健康な髪はキューティクルが比較的整っているため、薬剤を内部へ作用させるためには、ある程度髪を膨潤させるようなアプローチが必要になる場合があります。
そこで関係してくる一つの要素が「pH」です。
一般的にアルカリ側へ傾くほど毛髪は膨潤しやすくなり、薬剤が作用しやすくなります。

ただし、
「薬剤が入りやすい=良い」
というわけではありません。
髪の状態に対して必要以上の作用を与えてしまえば、カラーの退色や毛髪への負担につながる可能性があります。
【大切なのは「今の髪」と「薬剤」のズレ】
今回、一番お伝えしたいのがここです。
KOTKAでは、
「今の髪がどの程度ダメージしているのか」
そして、
「その髪に対して、どの程度のpHでアプローチするのか」
このバランスを非常に大切にしています。
例えばカラーも縮毛矯正もしていない、太くて健康な髪。
こうした髪はキューティクルが比較的整っていて、薬剤が作用しにくい場合があります。
反対に、
毎月カラーしている髪。
エイジングによって細くなっている髪。
過去に縮毛矯正をしている髪。
ブリーチ履歴がある髪。
こうした髪は、すでに薬剤施術による影響を受けています。
以前のブログでもお話ししましたが、僕たちはこうした状態を分かりやすく、
「既開キューティクル毛」
というイメージで捉えています。
つまり、
すでに扉が少し開いている髪に対して、健康毛と同じ力で扉を開ける必要はない。
という考え方です。
【細くて柔らかい髪に、強いアルカリを使ったら?】
例えば、細くて柔らかい髪に対して、その髪に必要な範囲を超えた高いpHの薬剤を使用したとします。
すると毛髪が必要以上に膨潤し、カラーの染料が流出しやすくなったり、髪への負担が大きくなったりする可能性があります。
場合によっては、カラーしていない地毛でも施術後に少し明るく見えることがあります。
逆に、太くて硬く、薬剤が作用しにくい健康毛に対して作用を抑えすぎれば、薬剤の反応が足りず、クセが十分に伸びないこともあります。
つまり、
「強い薬剤が悪い」
「弱い薬剤が良い」
ではありません。
その髪に対して適正なのか。
ここが重要です。
【特に退色を感じやすい「エイジング毛×毎月の白髪染め」】
KOTKAでも退色についてご相談を受けることが多いのが、
「エイジング毛+毎月の白髪染め」
というケースです。
毎月カラーを繰り返している髪は、カラー履歴のない健康毛とは状態が違います。
さらに年齢とともに髪が細くなっている場合などは、薬剤への反応も変わってきます。
そこへ健康毛と同じようなアルカリ性の薬剤でアプローチすると、髪の状態に対して作用が強くなりすぎることがあります。
その結果、
1剤を流した時点でカラーが大きく退色している。
毛先が想定以上に明るくなる。
手触りまで変わってしまう。
といったことにつながる場合があります。
【じゃあ「中性」なら退色しない?】
ここも非常に大切です。
「アルカリ性だと退色するなら、中性にすればいい」
という単純な話でもありません。
髪の状態によっては、中性付近でも必要以上に作用することがあります。
反対に、
「酸性ストレートだから退色しない」
というわけでもありません。
酸性・中性・アルカリ性という大きなカテゴリーだけで考えるのではなく、
「その髪に対して、実際にどのくらいのpHが適正なのか」
まで考える必要があります。
【KOTKAではpHを細かく考える】
例えば、
エイジングによって髪が細くなっている。
毎月ヘアカラーをしている。
過去にも縮毛矯正をしている。
こうした条件が重なっている髪であれば、KOTKAでは髪の状態を診断したうえで、酸性〜中性付近を含めて細かく薬剤設計を考えます。
場合によってはpH6〜6.5付近を一つの選択肢として考えることもあります。
ただし、
「毎月カラーしている人=pH6.3」
という決め方ではありません。
髪の太さ。
カラー履歴。
過去の縮毛矯正。
ブリーチ履歴。
現在のダメージ。
クセの強さ。
こうした条件を見て、その人の髪に必要な薬剤を考えます。
【「酸性ストレートだから大丈夫」ではない】
以前の記事でもお話ししましたが、
酸性ストレート=傷まない
ではありません。
そして、
酸性ストレート=カラーが退色しない
でもありません。
重要なのは「酸性」という名前ではなく、
「今の髪に対して、その薬剤設計が適正なのか」
です。
同じ酸性領域でもpHは違いますし、還元剤の種類や濃度、放置時間などによっても薬剤の作用は変わります。
だから僕は、
「酸性ストレートを選んだから安心」
ではなく、
「自分の髪に合わせて薬剤を選んでもらえているか」
を見ることの方が大切だと考えています。
【退色と「クセが伸びる・伸びない」は分けて考える】
ここもKOTKAの縮毛矯正では非常に大切にしています。
僕たちは、
「ダメージレベルに合わせてpHを考える」
そして、
「クセの強さに合わせて必要な還元を考える」
この2つを分けて考えています。
pHだけでクセが伸びる・伸びないを決めるわけではありません。
髪への負担を抑えたいからといって、ただ薬剤を弱くすればいいわけでもありません。
ダメージに対して必要以上の作用を与えない。
そのうえで、クセを伸ばすために必要な還元はきちんと行う。
この両方を成立させることが重要です。
【縮毛矯正後に髪色がかなり明るくなったら?】
縮毛矯正による多少のカラー退色は起こり得ます。
そのため、
「少し色が抜けた=失敗」
ではありません。
ただし、
毎回かなり明るくなる。
毛先だけ極端に退色する。
退色と一緒に手触りも悪くなる。
施術を重ねるたびに髪の状態が悪くなる。
という場合。
これは一度、現在の薬剤設計が自分の髪に合っているのかを相談してみてもいいと思います。
退色の原因はpHだけではなく、還元剤の種類や濃度、アルカリ度、放置時間、カラーの染料や施術履歴など複数あります。
そのため「退色したから薬剤選定が間違っている」と断定することはできません。
ただ、
「想定以上の大きな退色が毎回起きている」
のであれば、現在の髪のダメージレベルと縮毛矯正の薬剤設計を見直す一つのサインにはなると思います。
【縮毛矯正後のカラー退色をゼロにするのではなく、最小限にする】
縮毛矯正をして、カラーの退色を完全にゼロにする。
これは現実的には難しいと思っています。
KOTKAが目指しているのは、
「必要以上に退色させないこと」
です。
そのためには、
髪のダメージを正しく診断する。
その髪に必要なpHを考える。
クセに必要な還元を考える。
必要以上に髪を膨潤させない。
根元・中間・毛先で状態が違えば薬剤を塗り分ける。
こうした一つひとつの積み重ねが重要です。
薬剤が強ければクセが伸びる。
酸性なら傷まない。
という単純な話ではありません。
【千葉でカラーをしながら縮毛矯正を続けたい方へ】
千葉・千葉駅周辺で、
「縮毛矯正をすると毎回カラーがかなり落ちる」
「白髪染めと縮毛矯正を両方続けたい」
「縮毛矯正したら毛先だけ明るくなった」
「酸性ストレートなのにカラーが退色した」
「カラーを繰り返しているけど縮毛矯正もしたい」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
KOTKAでは縮毛矯正をするとき、
現在のクセだけを見るのではなく、
これまでのカラー履歴。
白髪染めの周期。
ブリーチ・ハイライト履歴。
過去の縮毛矯正。
現在のダメージレベル。
髪の太さやエイジングによる変化。
なども確認して薬剤を設計します。
縮毛矯正後にカラーが少し退色すること自体は珍しいことではありません。
でも、
「どのくらい退色するのか」
は、髪の状態と施術設計によって変わります。
カラーも楽しみたい。
クセもしっかり伸ばしたい。
そして、できるだけ髪への負担も抑えたい。
その3つを両立させるために、
「酸性ストレートだから」
「高い薬剤だから」
ではなく、
「今の自分の髪に合った薬剤設計になっているか」
を大切にしてみてください。
千葉駅徒歩8分
縮毛矯正・酸性ストレート・髪質改善・髪質改善カラー・ブリーチ縮毛矯正
KOTKA(コトカ)
荒谷